果は、花が咲いて、受粉して、実になります。
花が正常でないと、うまく受粉ができず、実がならなかったり、変な形の実になったりします。
ピーマンの花をよく見ると、
雌しべが長い、長花柱花
雌しべが短い、短花柱花
雌しべと雄しべが同じくらいの、中花柱花 の三種類があります。
長花柱花
これは、窒素栄養が多いことを示しています。受精しにくいため、落花しやすい。植物体中の窒素濃度を下げる必要があります。
中花柱花、若干短花柱花
イマイチ分かりにくいですが、正常な状態をしめしています。若干、短花柱花ですが・・・。
短花柱花は、なり疲れや肥料不足によっておこると言われます。サイトカイニン量不足によって誘起されます。
なぜ雌しべにこんなに影響を与えるのか、植物生理的なところはまだ理解しておりませんが、現場ではまず、現象からすぐ解決策を言えることが必要になります。
花を見ただけで、栄養分がたりないとか分かったら便利。