小娘の農業記録

企業で農業女子してます。

はるだいこん

里芋マルチが終わったかと思ったら、大根マルチが待っていました。笑

知っていたんですけどね・・・。

 

今回使うのは、「あけマルくん」という機械。

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この子、高度な技を持っていますが...調整が難しい。特に、傾斜のある圃場でうまく使うのには慣れが必要です。

今日も、1反半やる予定だったのですが、うまくいったりいかなかったりで、「なんや機嫌わるかろ。おしまいおしまい。」という現場の声で、やめました。

あ、ちなみに今回使っているのは透明マルチ。保温性を重視します。春播き大根は、60日〜70日で出来ます。

で、このあけマルくん、シーダーテープを引っ張って、マルチに穴をあけて、肥料と殺菌剤の散布を同時にやってくれる、という優れものです。(メーカーHPみていただくのが一番早いかも。メーカーの回し者ではありません。)

農業は、野菜ごとに機械が必要になります。水稲なら、田植機やコンバイン。里芋だって、植え付ける機械(じゃがいも併用可)や出荷選別機。大根は、この播種機や出荷時の洗浄機(人参等と併用可)。機械を買っているだけでお金がなくなります。あとね、トラクターは絶対必要。小さな圃場面積なら低馬力で良いけど、たくさん畑をもっているなら、100馬力のトラクター欲しいよね。1000万だけど。。。

あと最近欲しいのは、ビニールハウス。立派な連棟ハウスが欲しい。

もし宝くじがあたったら、土地とトラクターと立派なハウスを買うだろうな、と軽トラを運転しながら帰ってきました。

 

マルチをはる 最終

やっと終わりました...。

(全部で1町2反やらなきゃいけなくて、残り2反残っていますが、明日の午前で終わるので終わったも同然です。笑)

 

さて、今日思ったことは、如何に畑を有効的に使うかが重要であること。というのも、自社の畑に行く途中で、綺麗に、ほんと綺麗でため息がでるくらい上手にマルチをはっている畑を見つけたからです。畑の端から端まで余すことなく綺麗にはっていました。ベテラン農家さんの畑だったのでしょう。

同じ面積の畑でも、マルチのはり方によって植えられる数が決まります。ということは、収量に影響が出て、利益にも関わってきます。問題です!!

では、なぜ私たちはベテラン農家さんのように余すことなくマルチがはれないのか。

『経験が足りないから。』それに尽きます。

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(↑ クボタトラクタ グローブ 参考)

じゃあ、どうやってフォローすべきかを考えると、綿密な計算を行うしかありません。

畑の寸法をしっかりおさえ(平米数ではなく、縦横や形)、トラックの軌道(軌跡)を考え、何本・どのように畝を立てるかを計算する必要があります。

そう思ってから、トラックの軌跡をよく観察する様になりました。なるほどなるほど。

計算できる気がしました。畑の設計図を描く感じです。

でも、もう今年の分は終わりました。来年のために、計算式でもつくることにしましょう。

一年に一回しかできないことが多い農業。だからこそ、準備は綿密にしなければなりません。

 

ひょう

天気良いなと思っていたら、急に雹が降ってきました。

今日がお休みで良かった、と心から思いました。

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ふと、雹ってなにか、ちょっと調べてみました。

雹は激しい上昇気流をもつ積乱雲のなかで発生しますが、積乱雲は地上は温かく、上空が冬のように冷たい空気の時に出来やすいそうです。

上昇気流が強い雲中では、小さな粒はなかなか下に落ちることはできず、周りの他の粒とぶつかって、だんだん大きくなります。ふつう、氷の粒は地上に落ちてくるまでに解けてしまいますが、大きくなった粒は解けられず、雹として地上に落ちてくる、ということです。ごくごく当たり前のことでした。笑

天気良いなーあったかいなーと思っていたのに、雹のせいで急に寒くなり、真冬のようになりました。。。

 

 

マルチをはる 第三弾

熊本の桜の開花宣言がされました。

平年の10日遅い開花だそうです。

今日もマルチDAY。あったかくって、お昼は軽トラの荷台でお弁当食べたけど、ピクニックみたいだった♪

でも、陽が強くって、日焼けをしてしまいました...これからもっと日焼けしちゃうだろうな。気をつけなくちゃ。

微妙な写真ですが・・・

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ちなみに、つなぎ+長靴+帽子・手袋 で作業しています。笑

そして!ミッションの運転も上手になってきました。               約10年前、免許取得する際、、農家に嫁にいく可能性があるかもしれない!と思って、MTを取得しました。これまで幾度となく「なぜミッションなの?」聞かれてきましたが、やっと本領発揮です。笑

本当に農業する時がきました。10年前の自分は、こうなることを見透かしていたのでしょうか。運命を感じてしまいます。

そして、健康に産んでくれて、力持ちで協調性のある子に育ててくれて、両親には本当に感謝だな、と思います。農作業だけでなく、近所付き合いも、今のところ順調です。

 

 

 

 

晴耕雨読

読んで字のごとく、晴れた日は外で耕作し、雨の日は家で読書すること。

ということで、今日は一日雨のため、事務子。

雨で遅れている作付け計画を修正したり、薬剤・これから施肥したい肥料について調べて、現場のひとにお願いしたり...あとは、ハウス栽培の損益分岐についてイメージ図描いたり。雨の日だって、やることあるけど…

でも、本当に、お天道様に影響される仕事だなぁとしみじみ思いました。

ハウスなら雨の日でも作業できるのに…。                    雨が降れば、その日作業出来ないのはもちろん、翌日土が乾いていなければ作業できないし。自ずと、ハウス栽培の良さが見えてきます。

 

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さて、話は変わりますが、農薬の話。

というのも、「大根の農薬どうしましょうかね?」と今日、聞かれたからです。   現在、熊本農園では、「安全な野菜」を作っています。安心安全ではないのはどうしてかというと、安心は消費者が決めることだからです。農薬ゼロの有機野菜が安心ならば、それが安心安全、私はそう思います。

スーパーに並んでいる野菜を、安心(信用)して手に取っていると思いますが、ほとんどの野菜は慣行栽培(化学肥料・農薬を用いた一般的な栽培手法)でつくられたものです。大量生産のためには、管理を楽にして、均質化を図らなければなりませんから。

・管理を楽にするためには、農薬で害虫を寄せ付けないようにしなければなりません。

・均質化を図るためには、どの場所も土の栄養分が均等でなければなりません。

誤解してほしくないのは、農家さんが手を抜いているわけではないということ。ほんと大変なんですから。野菜に限らず、私たちの口に入るまでどれだけ大変か。一食一食考えてほしい、でも大変なので、時々で良いのでちょっと感じてほしい。。

脱線してしまいましたが、私が考える「安全な野菜」とは、化学肥料や農薬を適切に使用して栽培したものです。かなり前ですが、野菜を洗剤で洗ってから調理する中国の映像を見たことがありました。あれは、安全な野菜ではありませんね。

「適切に使用すること」「記録に残すこと」が安全な野菜作りだと考えています。

販売店にもよりますが、野菜の栽培記録(農薬の散布記録)を提出しなければなりません。そうすることによって、もしもの事態にも備えることが出来ますからね。販売店や農家の自己防衛みたいなことです。

 

栽培だけじゃなくて、流通なんかも勉強したいと思う雨の日でした。

マルチをはる 第二弾

今日は、天気が良くって作業日和!

ということで、へとへとになるまでマルチをはりました。笑

明日は雨の予報だから、出来るところまで、がんばりました◎

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↑マルチのアタッチメント。                          丸畝をつくりながら、フィルムをはってくれる優れもの。

 

天気に左右される農業。雨が降れば作業は出来ないし、次の日も土が乾いていないと作業は微妙...。そう考えると、露地栽培は、本当にお天道様次第。        

そうなってくると、雨が降っても作業の出来るハウスが効率的。最近は、ビニールハウスに畝を作っての栽培と、地球と切り離して育てるシステム栽培の2パターンあります。その話はまた後日。

 

今日は本当に疲れました。まだ8時なのに、もう眠いもん...。

外作業に追われる日々は避けたいけれど、作付けの春は諦めよう。

 

マルチをはる

こんな光景、目にしたことありませんか?

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去年のうちの農園(サトイモ)の写真ですが、マルチを張って育てています。

畝を作って、マルチフィルムという農業用ビニールを張ります。最近は、自然分解できる植物性のフィルムも出てきます。

では、どうやって張るのか...

トラクターに専用のアタッチメントを付けます。肝心のアタッチメントが見切れていますが…。土の具合や機械の微調整が難しく、思うように進まず、雨も降りだしたため、今日は早めの解散…。

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では、どうしてマルチを張るのか?

・地温上昇促進および抑制 ・土壌保護

・雑草防除 ・害虫対策 ・病害低減

・ドロの跳ね上がり防止

などあげられますが、地温を上昇させ、作期(栽培時期)を前進させることができるために普及しました。地温上昇に最も適しているのは、透明マルチ。今回の黒マルチは、除草防除が主な目的。もちろん、害虫対策や病害低減、雨水による土壌侵食や肥料流亡防止効果も期待しています。

ただし、マルチをすることによって追肥が出来なくなるので、元肥をしっかり与えることが重要(今年は無理やり追肥行う予定ですが)。

 

種を播けば、野菜は勝手に大きくなるわけじゃない。準備して、しっかり手入れしてあげないとだめ。